磐梯吾妻スカイライン~郡山ツーリング&メッツラーME 880 Marathon XXLの感想
磐梯吾妻スカイラインを走って郡山でリーダーとコーヒーを飲んできた。
国道286号線~仙台南ICから高速に乗って東北道を南下。天気は曇りだが気温は暑くも寒くもない丁度良い感じで、渋滞もなくスムーズに気分良く福島県に入れた。タイヤを交換して初の高速走行だったがこれと言って違和感はなかったので何も問題ないのだろう。福島大笹生ICで降りて福島県道5号線フルーツラインを通って磐梯吾妻スカイライン近くのコンビニ?みたいな商店で一息。
燕の一家がいた。
こちらでも空模様は相変わらずの曇りで、忙しなく行き来する親鳥を眺めながら「スカイライン登ったらすっきり晴れてくれないかなー」などと都合のいい事を考えながらコーヒーを飲み終えたところで出発。間違っても「速く走ってやろう」などと思わないよう自分に言い聞かせながら磐梯吾妻スカイラインに入る。やや早い時間だったせいか、交通量も少なく全体的にのんびりと走れた。
つばくろ谷からの景色だが、相変わらず雲が多い。
更に進んでいくと気温がグンと下がり霧雨まで降ってきた。ちなみに当日マラソンが開催されておりルートがダダかぶりで、マラソンランナーの方々は寒さと霧雨で大変そうだった。
絶景も見れないし、もうテンションはガタ落ちしてしまっていた。浄土平レストハウスに着いた時は更なる霧雨と強風で、進むか戻るかどうしたものかと迷い、少し時間をつぶして様子見する事にした。
霧雨というか雲の中というか。
かなりの強風だというのに何故か火口を登り始める。
結構な斜面を登って行く。火口の淵に着くころには息が上り腿がかなり痛くなってしまった。風は更に強くなるし勿論寒いし「何やってんだ自分」とか考えながら写真を撮った。
少し待って若干風が弱くなってきたの動く事にした。来た道を戻るよりはと思い、先に進んでみたところ更なる濃霧の歓迎を受けますますガックリきていたところで、「非常に素晴らしいもの」を見る事が出来た。それだけでも霧雨に濡れ強風に吹かれ寒い思いをしたのが浮かばれた気がする。
それは俺の前を走っていた自動車だ。
前述の通りマラソンランナーの方々が路肩にいるし、濃霧の為視界が悪いので速度はかなり抑えての走行となり、ランナーを追い越す時は徐行、ランナー追い越しと対向車とのすれ違いが重なる時は停止か最徐行するのが基本的な動きとなる。
その自動車も上記の通りの運転をするのだが、とても丁寧・スムーズでしかも徹底されいていたのだ。福島県道30号線との合流地点までその後ろを走っていたが、一度も不安になるような動きはなく「模範運転とは正にコレだな」と心から思った。本当に素晴らしいドライバーさんだ。
磐梯吾妻スカイラインから福島県道30号線~国道115号線土湯バイパスを福島方面へ走り道の駅つちゆで一休み。先客のライダーさんと道路・天候状況の情報交換をしたりして過ごす。
雨は降っていなかったが空模様はこんな感じ。
少し早めの時間だが、お腹が減ったので前々から気になっていた土湯温泉にあるつけ麺屋でお昼をいただく。
オーソドックスな「これがつけ麺の基本形だね」と思える味付けで、美味しくいただいた。
この後は大玉村のホムセンでリーダーと待ち合わせして、郡山にある喫茶店に連れて行ってもらった。コーヒーを飲みながらお互いの個人的な事とか、チームの事とかを話して夕方に解散。郡山南ICから東北道に乗って帰宅という流れ。
ツーリングとしては内容が薄く味気無いが、落ちたテンションを戻せなかったので仕方がない。そんな状態で頑張っても楽しくないし、集中力が続かず運転がおろそかになりそうで怖かったのだ。無理したってロクな事が無い。
最後にリアタイヤの状態と感想。
純正(240)からメッツラーME 880 Marathon XXL(260)に変更してみて間違いなくバンクし易くなっており、これは非常にありがたい。ある程度以上のコーナリングの時、純正時は「ぃぃよいしょぉぉ!」ってのが「よいしょぉ!」位になった感じ(笑)。
グリップも心なしか純正よりも良い気はするが良く分からない。限界速度でのフルバンクやドラッグレースばりのシグナルダッシュ等極端な事でもしなければハッキリした違いなんて俺にはわからないだろうし、そういった事をやるウデも度胸もない。
こんな感じなのでタイヤサイズの変更は素直に「やって良かった」と思う。
今回のツーリング中にバイク事故(詳細不明)を起こしてしまったらしい現場を見かけたし、Twitterでもバイク事故の情報を目にする機会が多くなっている。ここで自分を戒める為にもきちんと文章にして残しておこうと思う。
『ちょっとばかり以前よりも運転しやすくなったからといって、「M109Rはコーナーが苦手で、俺にはそれをどうにか出来るような技術は無い」という大前提を忘れずに安全運転に努めよう』
今回はそんな感じで。